浅草「並木藪蕎麦」しばしのおわかれ
2011,02,25

今日は東京で春一番が吹いたそうですね、そして気温も急上昇で20℃超え。良い天気にも恵まれているし、つれづれ蕎麦さんやほろ酔い蕎麦さんでも言及されているように3月1日から改装のため暫く休業に入る並木藪蕎麦にうかがってきました。

浅草雷門から数分の場所に並木藪蕎麦はあります。藪御三家と言われる老舗の風格は、この外観からもにじみ出ていますね。僕は10年ぶりぐらいの訪問です。引き戸を開けて入るとテーブル、座敷共にほぼ満席で、下町の老舗らしい活気に溢れています。きびきびと働く花番さんの案内でテーブルに付きました。

本当は酒と抜き、と行きたかったんですが、この日はまだ仕事があるので我慢我慢。種物を味わっておこう、と大好物の「花まきそば(850円)」をいただくことに。しばらくして供していただいた花まきは本流の蓋付きのもの、嬉しいなぁ。

蓋を外すとフワッと海苔が香ります。たまらん。

早速蕎麦を手繰ると、すするまではしっかりとした存在感があり、口の中でほろっと崩れるもの。その蕎麦に海苔と辛目な甘汁が絡まってとても美味。薬味のすり立ての山葵と共にいただけば、磯の香りと軽い辛味と自然の甘み、さすがに良く合うなぁ。一気に平らげてしまいました。

並木藪さんに来たらこれは外せないだろう、と「ざるそば(700円)」もいただきました。

蕎麦はほんのりと良い香りで細めのもの。茹で加減が絶妙で、噛んで愉しむと言うよりのど越しと歯切れで愉しませてくれるまさに江戸前の蕎麦。東京一辛いとも言われる辛汁はしっかりと返しが主張する並木藪さんらしい仕上がり。水を切りすぎない蕎麦との相性は言わずもがな。薬味のネギや山葵も美味しく、こちらも一気にいただいてしまいました。
最後はさらっとしつつ蕎麦をしっかり感じる蕎麦湯と辛汁を愉しんで、老舗を堪能しました。

帰りはせっかくだからと雷門方面をぐるっと一周。平日だというのに観光客で賑わっていました。そして初生スカイツリーを見ることもできました。今度は再開した並木藪と完成したスカイツリーだな、と思いながら帰路につきました。
並木藪蕎麦(なみきやぶそば)
電話:03-3841-1340
住所:東京都台東区雷門2-11-9
営業:11:00〜19:30 木曜定休(※2011年3月1日より改装のため休業)


