渋谷「清山」
2011,01,10
1月8日、渋谷CCレモンホールでのキリンジライブを堪能して(史上最高のDrifterでした。そして嫉妬&都市鉱山かっこよし)、どうにも曜日や時間が合わずに未訪だった清山さんにやっとうかがうことができました。
料亭のようなエントランスを抜けて店内に入ると噂通りのおしゃれな空間。そのまま地下のカウンター席に通されますが、こちらはよりモダンな雰囲気。知らない人であればここがお蕎麦屋さんだとは思わないでしょうね。

まずは「プレミアムモルツ生ビール(700円)」をいただいてライブの余韻に浸ります。
さて肴は、ということで狙っていた「干し肉(800円)」からいただくことに。干し肉、いわゆるビーフジャーキーには大きくドライタイプとしっとりタイプがありますが、こちらは上品なしっとりタイプ。質の良い牛肉の旨味と香りが十二分に愉しめます。スコッチウイスキーと共に味わったら最高だろうな。

お次は「海老の味噌漬け焼き(1,200円)」、特性味噌に漬けこまれた海老が香ばしく焼かれて供されます。頭からかじりつくと香ばしい海老殻と甘い味噌の香りがたまりません。身の部分をいただくと外がこれだけかりっと焼き上がっているのにパサつきがありません。美味しいな。

次は清山さんの定番「牛すじのそば湯炊き(1,200円)」をいただきました。

小皿によそっていただくと、とろとろに煮込まれた牛すじの柔らかさとそば湯に溶け出した旨味が一体となってとても美味。非常に上品なソルロンタンやテグタンを思わせます。

そのままの状態ではほんのりとした塩味の牛すじのそば湯炊きには、牛しぐれ煮、ねぎ、山葵、たまり醤油という薬味が付き、これらを自由に使って自分好みに味付けするという趣向です。牛しぐれ煮は甘めの味わいで、山葵との相性がたまりません。個人的にはほんとに軽くたまり醤油を垂らして山葵でいただくのがツボでした。

清山さんは日本酒の揃えもなかなかですが、特に焼酎に力を入れている様子。普段は日本酒が好きなんですが郷に入りては郷に従え、ということで「オリジナルそば焼酎のそば湯割」をいただきました。
とろとろのそば湯をそのまま飲む感覚で一口いただくと、ふくよかなそば焼酎の香りが鼻と喉を通り抜けます。暖まるなぁ。

すっかり蕎麦前を愉しんだので本命の蕎麦を、ということでこちらは「田舎そば(1,000円)」です(ピントはずしてますが・・・)。
所謂田舎のような太さではなく細切りのお蕎麦で、たっぷりと星が浮かんでいます。一口手繰ると、見た目よりも流麗な印象ののど越しで、歯切れとコシも十分です。当然香りは良く、竹やぶらしい辛めな汁と好相性。薬味はネギと辛味大根で、こちらも蕎麦の味を引き立てています。

もう1枚は「せいろそば(900円)」です。こちらも細切りで、見た目通りのなめらかなのど越しが美味。エッジも効いて程よい水切れの蕎麦は薬味の甘みを帯びた山葵と絶好の相性。田舎とせいろ、甲乙付けがたい美味しさでした。

最後に頂いたそば湯にびっくり。重みのある鉄瓶で供されるので、最後まで熱々のそば湯を愉しむことができます。とろとろのポタージュ状のそば湯で、辛めの汁に負けない存在感を発揮しています。これは美味しい。
モダンな空間でいただく極上の酒、肴、蕎麦、良いお店ですね。誕生日などの記念日にもよろこばれるんじゃないかな。僕もまた来よう。





