同僚や知人たちとの会食中に飲食店で望ましいマナーに則った振舞いをすることは、店側や周囲に良い印象を与え、何らかの好ましい利益に結果することさえあります。それぞれの国に、独自の行動規範が一揃いあります。日本のそれは非常に細かく複雑なものです。以下に主だったもののみを挙げました。今までご存じなかったものが有りましたら、是非頭の片隅に置き、飲食店に次回行かれた際に活かしてください。
・お皿に取った食べ物は、食べる – これは日本に限ったことではありません。食物をムダにすることを好む人はいません。
・食前、食後に感謝の気持ちを表す – 料理してくれた人、食材を生産したくれた人への感謝を表すことは重要なことです。
・落ちる食べ物を掴まない – 驚くことではありません。食べ物が落ちるのであればそのまま落ちるのにまかせるのが良いマナーと考えられています。
・麺を啜ることはかまわない – 簡単で容易なことです。欧米の国々とは異なり、日本では麺を啜って食べても問題ありません。ただしスパゲティを啜るのはNG。
・肘をテーブルに置くことは悪いマナーと看做される – どこか肘の置き場を見つけましょう。そうすることで姿勢も良くなり、一緒にテーブルを囲んでいる人々もより快適に過ごせます。
・招待したら支払をする – これも世界共通です。こうしておけば間違いはりあません。
・躊躇わずに同席の人々にお酌する – 友人たちの空になったグラスには躊躇わずにお酒を注いでください。好印象を与えます。
・口の高さ以上に食物を上げない – どんな事情があっても食べ物を口の高さよりも上に持ち上げることは不可です。日本の飲食店で次回食事する時に思い出してください。
・手は濡れたおしぼりで拭く – ほとんどの飲食店で濡れたおしぼりが提供されます。手を拭くためのものです。
・同席者全員の料理がテーブルに並べられてから食べ始める – 自分の前にはまだ空のお皿しか無いのに友人が美味しい料理を食べ始めたらどのように感じるでしょうか。皆の料理が揃うまで待ちましょう。
・チップはなし – チップを置く習慣のある国からやって来た旅行者にとっては奇妙に思えるかもしれません。
・味噌汁などは箸を使う – もちろん実に対してです。液体の汁は、椀を口まで持ち上げて飲んでください。
・箸で食物を突き刺す事は厳禁 – これは非常に悪いマナーと考えられ、同席者たちから不思議そうな視線を浴びてしまいかねません。
・食器の上に箸を置かない – 箸は最初に入っていた包装紙の上に置きましょう。
・鼻をかむ時はテーブルから離れたところでする – 鼻がかゆい時などはトイレに行ってそこで鼻をかむようにしてください。